多摩美術大学×大番

2019.3.7 東京都港区南青山 表参道 スパイラルガーデンにて
多摩美術大学 テキスタイル学科 小林紗子様の卒業制作の
ウレタンスポンジ部分を製作させて頂きました。

作品概要
Yuen ~悠遠~
わたしたちは1週間の大半を同じような時間軸で選択に迷いながらいきている。
そんな日常から遥か遠く離れた時空、夢の中にいるようなあたたかな空間に身を置くことができたらどんなにしあわせだろう。
昼間は忙しくても、夕方は本を読んだり家族と話したり、好きなことを好きな人と過ごし、1日の悲しみも明日の不安も考えない事にしてあなたの気持ちにひと時の余白を作り、あるがままの自分と向き合える心を包み込むような空間。

①スポンジの原材料入荷

②まずは粗断ち行い、作業しやすいように準備します

③型取り、型紙に合わせてラインを引いていきます

④手切り!!ラインを見ながら手で回しながら裁断

最初お問い合わせ頂きました際は、正直、大きすぎて弊社の加工機には入らずお断りさせて頂こうと思っておりました、、、、
そんな時、大番一筋30年の職人が「俺が手で切ってやるよ」との熱い言葉を頂きましたので、製作お引き受けいたしました。

本来なら、異形の裁断は、大番では、データを読み込みそのまま機械が自動で裁断を行います。
今回は、自動裁断機には大きすぎて入らない為に、型紙を起こしその型紙に合わせ手で動かし裁断していきます、まさに(ほぼ人力)。

私自身「ほんとに上手くきれるだろうか?」と、思いながらも、、、
実際に職人が加工を行うと、驚く程、型紙通りに綺麗に裁断されていきます。
そして、型紙と寸分狂わぬ精度で完成!!まさに職人技!!

大番は今後も、最新の設備×職人の技 で、新しい加工に挑戦し続けていきたいと思います!!

~悠遠~

夢のような空間で思わず会話も弾みます。

小林紗子様と記念撮影

気持ち良すぎて最後は本当に
夢の中へ行ってしまいましたZZZ

そして、スポンジは綺麗に加工出来ましたが、やはりこのスポンジがどのような作品になるのか見てみたい、、、また、この事例をいろんな方に知ってもらいたい、、、という気持ちが強くなってきましたので思い切って、小林紗子様に交渉、、快く承諾いただきました。小林紗子様、本当にありがとうございます。

そして、表参道 スパイラルガーデンに直接足を運びました。
大阪にはあまりないような、カフェと芸術を楽しむ空間にまず、びっくり。
その一番奥に、Yuen は展示されておりました。

スポンジに装飾された、生地の繊細さ、美しいデザインに感動いたしました。
そして、小林紗子様ご本人に直接お会いする事もでき、また作品の上で色々お話しさせていただき、記念撮影もさせて頂きました。

このような素敵な空間作品に携わる事が出来て本当に良かったと思います。
大番は、これからも、夢を追いかける学生様、企業様のサポートをさせて頂きたいと思いますので、お気軽にご連絡ください。